養蜂やってみたい。

突然ミツバチに目覚めた中年。勢いで蜂を飼い始めたはいいが、果たして。

やめはしたけれど

はい、という訳でもはや蜂飼いではなくなった私です。こんにちわ。
予想通り、今年は猛烈に多忙です。蜂関係作業に手を付けることもままならず、それでもたくさんご依頼頂いたはちみつを少しづつお分けしたり、片付けてあった巣箱などの手入れや古いスヒの処分をしたり。
やめたのにやる事たくさんあります。

一番怖かったのは、養蜂を始めたときにヤブを切り拓いて作った我が蜂場が荒廃することでした。そして放置した蜂道具の山の間でスズメバチに巣でも作られたら・・・
なので、春先から巣箱を置き換えたりせっせと草刈りをしたりでコンディションを保っています。
なんだかんだでやっぱり作業は大変。なーんだ。これなら蜂飼ってても同じだったじゃん(爆)!!

冗談です。やっぱりやめて正解でした。残念ですが。
蜂場はきれいに保っていて、しかもなんとなく拡大しています。
もとは2群から始まって8群までおいていましたが、今なら20群くらいおけるかな?って感じです。もとより蜜源には恵まれた場所で、一年中流蜜が途切れませんから、農薬の害さえなければ本当に素晴らしい立地です。

今、わが蜂場は例年通りシロツメクサが咲いています。
なのに、ミツバチが全然いません・・・先日やっと一匹見かけたのでそばに行って見るとと、なんとニホンミツバチでした。去年まであんなにたくさんのミツバチがいて、大量にはちみつをもたらしてくれたのに。返す返す残念です。

養蜂、やりたいなあ・・・未練たらたら。
今日も蜂道具を少しづつ片付けるのでした。

蜂終了

ご無沙汰しております。
今年は非常に味気ない春を迎えております。といいますのも・・

蜂、やめました。

そうです。今年は養蜂届もだしておりません。蜂群は昨年末に無理を言ってお師匠に引き取って(押し付けて?)頂きました。
本当なら今頃建勢の真っ最中、腐蛆病対策や採蜜の段取り、ダニ剤のタイミングなどで忙しくしながら、春の芽吹きと共に元気な蜂がどんどん増える喜び一杯の季節のはずなんですけどね。
咲き始めた菜の花も、これほど寂しく見えた年はありません。本当に残念です。

本業が急激に多忙になり、昨年後半からまともに蜂の世話が出来ない状態になっていました。
生き物相手では、忙しくても疲れても休むわけにはいきませんから頑張りましたが・・・熱中症や寝不足で何度か気が遠くなりながら、これは無理かも・・と思いました。

たった数年やっただけでなにを理解したわけでもありませんが。
幾つか言えることがあります。

・養蜂、とにかく素晴らしいです。楽しいです。みんなに蜂を、養蜂を広めたいです。
・趣味でやるなら、沢山手をかけていいと思います。そのためにも、巣箱は通いやすい場所に置きましょう。

私の場合、敗因はやはり蜂場が片道2時間の遠方だったという事でしょうか。
元々自由になる時間がほとんど取れず、週末の早朝2時間のみ、と言う制約の中でスタートした養蜂でした。でも、あまりに楽しいし蜂はかわいいし、群はどんどん増えてゆくし。
それに加えて時折やってくる洪水避難。真夜中の全群移動、そして復旧。全て一人。明け方戻り、そのまま出勤。
採蜜、瓶詰め作業等々。
自宅に巣箱があれば、ほそぼそ続けるという選択肢もあったかもしれませんけれども。

でも、本当に楽しかった。状況が許せば当然やめてなんかいません。本当に続けたい。
蜂を飼っている間、本当に皆さんにお世話になりました。
なんと言っても養蜂をゼロから教えてくれ、いつも何かと世話を焼いてくれたお師匠。蜂場を提供してくれた方。避難場所を快く提供してくれた方。私の蜂蜜をご愛顧頂いた沢山の皆様。
そしてこのしょうもないブログを見ていてくださった皆様。

ありがとうございました。

ペットは犬、猫、獺? 色々いますけれども。
蜂のいる生活、蜂を通して大自然と一体になる生活の本当に豊かで素晴らしい事。
元気で営みを続ける愛蜂を眺めているときの、深い幸福感。

これから蜂を飼いたい方、ぜひルールを守って、愛情を持って蜂を育ててください。

今一度、ありがとうございました。
いつかまた、再開したいと思っています。










スズメバチ対策はこれに限る(小規模向け)

養蜂やってて、どうしても避けて通れないのが「スズメバチ対策」
以前の記事でもかきましたが、「ミツバチ」というメルヘンな響きの対局にあるのが、毎年頭を悩ませるスズメバチ対策ですね。

特にオオスズメバチ。

他のスズメバチ類はまあ多少やられはしますが、知れてます。
オオスズメバチは一瞬で群を全滅させます。しかも私の様に野原でやってますと、私の蜂を目当てにしてか、毎年どんどんオオスズメバチが増えます。散々たたかいましたが、所詮は無理。パリパリ音を立てながら、大事なミツバチを何千匹もかみ殺すこいつらは、同じ蜂とはいっても憎んでも憎みきれません!!

そこで結論としては。

やっぱりネット(網)を使うしかありません。
なかでも、農業や園芸、動物対策などに使用されているポリエチレン製の柔らかいネットが使いやすかったです。数年にわたり色々試しましたが、個人的な結果を発表します。

◆網目について
ネットは下の③をのぞき、すべてダイオ化成の農業用のネットでテストしています。あらゆる網があるなかで、農業用のネットは丈夫で安いというのがその理由です。網目の画像などはこのページで確認できます。


①12mm目(ダイオネット1212)
コガタやキイロスズメバチだと、まれに中に入るかもしれませんが中に捕殺器をつけておけばスズメバチが出口を探してさまよううちに入り込みますので、大事に至らずに済むと思います。
完璧ではありませんが、通気もよく蜂の出入りも楽。処女王の交尾飛行などでも影響は少なそうです。
強群へ対策するなら、蜂通りのよい12mmでよいかもしれません。

②9mm(ダイオネット190)
糸が太く頑丈で、12mm目を噛み切ってしまうオオスズメバチもこちらなら完璧です。
IMG_8529


私が試した範囲では、このネットをかけておけばスズメバチには絶対安心と断言できます。
弱群の鉄壁の守りとしてももちろん、強群に使ってももちろん問題ありませんでした。

働蜂が網目を通る時に、まれに花粉を落とす事がありますが、実際に問題があるレベルではありません。また、秋の割出群では処女王の交尾飛行を考えると12mmがイイかもしれませんが、私の場合では9mmでもしっかり交尾を終えて帰還、産卵が始まりました。状況により使い分けるといいかもしれません。

③トリカルネット
別のメーカーですが、プラスチックでできた硬い成形品のネットであるタキロンの「トリカルネットH04」も、効果としては12mm目と同じかんじです。
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完璧ではないですが網が固く、コシがあります。私の場合は巣箱に何か所かネジを打ち込んでおいて、網目にひかっけるようにして設置すると簡単で使いやすかったです。上記同様巣門と側面が近いのである程度の被害は覚悟しなければなりませんが、女王を含めた全滅を免れる事は出来るかと思います。

④その他
上記のネットは、ほとんど農業資材ルートでしか流通していないので、ホームセンターで取り寄せてもらうかメーカー(ダイオ化成)へ直接注文します。トリカルネットはホームセンター以外にインターネットでロールを販売しているようです。

なお同じダイオ製のネットでも16mm目は動物よけとしてどこのホームセンターでも販売しているので安く、買いやすいです。スズメバチ対策としてもそれなりに機能しますが網目が大きい分だけリスクがあります。

逆に9mm以下の網目は、働蜂が通れないので使用できません。4mm目というのが安く、どこでも売っているのですが・・・蜂が出入りできません。残念。


◆ネットのかけ方
プロの方は、パイプハウスを建てて大きなネットで全体を覆ってしまうケースが多いのではないでしょうか。数群程度の素人養蜂や、下が土ではない場所ではこの方法は難しい場合もあります。
なお、ネットの大きさはメーカーに頼むと好きな大きさに切って送ってもらえます。

①入口付近のみネットで覆う。
1m×2m程度のネットを用意して巣門付近のみを覆うやり方。
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カンタンで安価ですが、側面に隙間がでないようにするためには、ネットが巣箱にぴったりつく形になります。ここににオオスズメが来ると、巣門との距離が近いのでミツバチにスイッチが入り、一斉に迎撃に出てしまうので数千匹がやられることがあります

隙間だらけで大雑把にかけておいても一定の効果はありますが、側面にできる隙間からスズメバチが入りますので、この場合は捕殺器をつけておかないとやっぱり働蜂とスズメバチが戦ってしまいます。この時スズメバチが1-2匹程度ならミツバチが勝ちますが、集中攻撃を受けると全滅の可能性が残ります。
また、経験上内検する時にネットを取ったりつけたりするのが意外と面倒です。


②全体を覆う

2x2m、または2x3mのネットを用意して上からバサッと掛けるだけ。
可能であれば4隅に重りでも載せておけばベスト。
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y唯一のポイントは、裾が末広がりになる様にする事。こうすればオオスズメバチがいくらたかっても、ミツバチには決してスイッチが入りません。

この方法は、全くもって完璧です。内検でのネットの取り外しも楽。
個人的には絶対にこれをお勧めします・・・後ろのネットがもったいない気もしますが(笑)

とにかくスズメバチがどんだけ群れで襲ってこようが、ミツバチたちは安心して、のんびりマイペースに暮らすことが出来ます。
正直、もうこれ以上の対策はないと言ってしまってよいと思います。本当に。

なお、よくあるゴミ置き場用のカラスネットの様に、周囲に重り入りロープを入れたものも作りました(1枚でも制作してもらえます)。風でめくれたりしないのでとてもつかいやすかったのですが・・・ネットだけの方が安い(3千円前後?)ので今年はネットだけにしました。


◆アミさえかけておけば安心・・・!

今年まであれこれやった結果は、スズメバチ対策としてはもう9mmと12mmで結論が出た感じです。
私の様に10群前後でおやりになっている方はもうこれ以上の方法はないのではないでしょうか。
群数が少ないだけに、大切な蜂を守りたい、と思うのは自然な事。
もちろん、話を聞くとプロの方が大きなサイズでこのネットを使ってらっしゃる方もいらっしゃいます。

まあどこまで蜂を甘やかすか・・・という問題はのこりますが(笑)
宜しければ、お試しください!








女王いるのに・・?

2度に渡る分蜂(そして分蜂群回収)で蜂の建勢に失敗し、流蜜期を完全に逃した私でしたが、いつもも蜂蜜を楽しみにしてくださっている方達から矢のような催促が・・・
という訳で頑張りました。
越冬群だった元群が一番大きかったのですがこれは諦めて、蜂の数より勢いの良い群を集中して増やしてゆきました。継箱の段階では他群からの合同何ていう姑息な手段も使った結果、かなり勢いの良い強群が出来上がりました。
また天気のせいか、越冬群以外は5月末位から突然元気が良くなってきました。6月になるともう管理仕切れないくらいパンパンです。本当はこれを4月にやりたかった・・・

採蜜はわずかながら取れまして、でも例年の半分以下ですね。しかも採蜜群が1つだけですからもう量は望むべくもありません。お待ちいただいていた皆様に、かろうじてまともな蜂蜜はお届けできたのですが、もう後がありません。
6月中盤から差し込んだ採蜜用スヒに集めてきた蜜には、すでに栗が入り始めています。味はまだなんとかなりますが、色が・・・黒い。本当に1−2週間でこんなにも違うものでしょうか。
もう今のロット以降は完全に栗蜜になっちゃうんでしょうね。人気ないんですよ。栗。

ところで。越冬群だった1組さんは、惨憺たる経過を辿っています。2度の分蜂にもめげずせっせと女王を育成しているのですが・・・立ち上がりが遅い。でもまあ群としては正箱にちょうどいい規模ではありました。ところが。
6月に入ってからふと見ると・・・産卵がおかしい。産み方がめちゃめちゃ。巣房に3つも卵がある。これは完全に働蜂産卵です。
いつ見てもこれは最悪の光景ですよね。女王の産卵は美しいまでに整然としているのに、働蜂産卵の混乱ぶりは見るたびに群の終焉を思わせ暗澹たる気持ちになります。
なんでこうなった?確かに毎年6月は女王が消える事件が発生しています。でも、先週までは女王いたんです。働蜂産卵ってのは、そんなに急に起きるものではありません。

暗い気持ちで内検をすすめると。ほら、やっぱりいた。立派な女王です。お腹の大きな堂々たる女王。
よく見れば、中の方のスヒにはきれいな産卵も峰児もいます。ということは・・?

女王がいるのになんで働蜂産卵が始まったんでしょうな、ホルモンが少ないのかな? 現在は有蓋となった雄蜂房がやたらと多い中に、働蜂房が混ざる異様な光景になっています。
いやー、わからん。蜂ってやつはやるほどに色々事件が起きるもんですな。

さて、そうこうしている内に今度はスズメバチシーズン到来です。去年は初めて1群やられてしまいました。
今年はなんとか乗り切りたい物です。

今年すでに終了ムード・・・(採蜜)

蜂場は菜の花が終わり、クローバーが最盛期。私にとっては、今が最高に大切な時期なんですが・・・
それなのに。絵にかいたような失敗と言うか。まあそんな感じです。
蜂の増勢に失敗しまして、どうもこのままだとクローバーの季節のうちには十分な群が作れなそうです。これが終わると栗が入りますので、どうしてもイマイチ。あの絶品と言われた?春の新蜜が今年はダメっぽいです。

なぜか。
まずは前に書いた通り、越冬が1群になったのがそもそもの入口。
それでも3月中ごろには単箱が満群になり、3枚抜いて割出を行ったのでした。なにせ最低でも2群無いと怖いので。これで1群と2群を作り、それぞれを何とか立ち上げて5月後半へ向けて採蜜群へ仕立てるつもりでした。それなのに・・・

4月初旬、割り出した2群の女王が出房。来週ぐらいから産卵が始まるかな~と思ってた矢先、1群が分蜂。なんで?いつも通り管理していたのに・・・自分では全く理解できないのですが、まあ王台を見落とす以外に原因はありませんので。お恥ずかしい限り。幸い、爆裂に産卵が良いこのベテラン女王率いる分蜂群は無事確保。めでたく3群が出来上がりました。

翌週、蜂場に行くと目を疑う事態が。3群に増えた巣箱のそば、隅の藪にまたしても分蜂群が蜂球をつくっているじゃありませんか。今度は先週よりだいぶ小さい。すでに先週経験しているので、分蜂群の収容も慣れた物で、めでたく4群が出来上がりましたが、問題はどこから分蜂したのかです。今になってあらゆるつじつまをパズルのように考えてみると、二つの可能性が出てきます。

一つは、割り出した2群の新王が、処女王のまま2次分蜂した可能性。こちらが現実的な感じなんです。実は2回目の分蜂後に、2群で見落としていたらしい、しかもキレイに出房した後のある王台を発見したのです。なんとも情けない話。2回目の分蜂群である4群がいまやっと産卵始まった事を考えると、タイミング的にもいろいろ説明はつきやすい。

しかし、そうなると1群が分蜂から3週間たっても産卵が無いのが少し引っかかります。出房から産卵まで10日とちょっと、最後の内検がギリギリのタイミングだったとして逆算すると、1群が分蜂したのは王台が有蓋になりたての7日目程度だった、という事になってしまいます。

実際、分蜂された時の内見では王台のみで女王が発見できず、その王台を残しておいたのですが、2週目の内見でその王台はそのままでした。中6日で2回の内見、その間王台から出房がないという事は、分蜂時の王台はやはり有蓋になりたての8日目前後だったという事になります。これは分蜂のタイミングとして早すぎる気がするのですが・・・しかし、数日前の内検時まだ産卵が無かった状態から見ると、およそ10日前と想像される出房のタイミングは合ってきます。やはり、分蜂熱が絶頂まで高まった旧1群は、もう割り出しをしてもその熱が収まらず、王台が有蓋になったとたんに分蜂したんでしょうか。

1群が2回分蜂した可能性も否定できません。いまの1群の蜂の数の激減を見るとその可能性も肯定したくなるのです。4月の初旬、働き蜂は王台・A組をたくさん作った。私はそのうちの3枚を抜いて2群をわけだしましたが、実は1群にまだ見落としのA組王台が残っていた。働き蜂はさらに王台B組を作り、もともといた、越冬した女王は前回の見落とし王台A組(2群王台とほぼ同級生)の出房タイミングで分蜂。私は1群の王台は保存せざるを得ないので保存しましたが、実はこの中には分蜂のきっかけを作った出房まじかのA組と、まだ有蓋になりたてのB組が残っていたのでしょう(王台の新旧なんて、普通に見ればわかるんですけどね・・・)。そして、分蜂直後に出房したA組出身の新女王は、1週間たたずに次のB組王台の出房直前に2次分蜂。
つまり今の処女王はB組出身という事で、B組の出房が2次分蜂の5日後くらいと考えると、何となくつじつまは合いますが・・・やっぱりちょっと早いですね。分蜂熱が最高に高まると、新王の出房のかなり前に分蜂してしまうという事なんでしょうね。

つまり、どうでもいいのですが、結果として単箱満タンだった蜂が4群に割れちゃったわけです。しかもそれぞれが処女王や分蜂やらで、ほぼ2週間ほどほとんど産卵が無しになりまして。今からどう頑張っても、栗が咲くまえである5月中の採蜜は絶望という事になりました。

結論、今年の採蜜はなし。
せっかく今が最盛期なのに。産卵がないスヒは蜜圧迫ですごい事になってるのに。
継箱には程遠い蜂群たち。せめて病気にならないようにしなくちゃ。号泣。

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